「がめつい」社長たち

 

これまでにお付き合いがあった社長の中には「がめつい」人が何人かいます。
そういうがめつい社長たちはよく似ています
 
前日の売上が悪ければ、マネージャーに電話して長々と怒鳴り散らす
安月給のマネージャーに。
売上が良ければすこぶる機嫌がいい。
何か思いついたら、熟考することなく、すぐあっちこっちに電話する。
声が大きい。
傍若無人。
会社が儲かれば法外な役員報酬をとる。
家族を役員にして役員報酬をとる。
一緒に喫茶店に入っても、めったに財布を出さない。
業界の中でも煙たがられる存在。
仕入先に無理難題押し付ける。
あんなに頼み込んで入った商業施設なのに、売上が悪いとすぐ撤退しようとする。
 
尊敬できるところを挙げろと言われても困ってしまいます。
決して経営雑誌に特集されることはないでしょう。
もちろんカンブリア宮殿にも。
 
しかし私が知っている限り、そんな社長たちの会社はことごとく儲かっています
しかも長い年数連続で。
私が知っているがめつい社長たちの会社、アパレル、雑貨、鈑金、ビル清掃など業種によらず、よく儲かっています。
 
 
「がめつい社長」を変わり者として切り捨てることは簡単です。
しかし、そのがめつさと業績の関係を考察することなく切り捨てるのはもったいない気がします。
上に書き並べたことの中にも、学ぶべきところがいくつもあるのではないでしょうか。

よく考えてみると、私にはマネできないことばかりです。

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