店舗を捨てたスイーツショップ

 

知人のスイーツショップは、楽天市場だけで商品を販売しています。
楽天に出店をして2年3か月、まだ売上規模は小さいですが
1年目の年商  720万
2年目の年商 1,850万
3年目の年商見込み 2,300万
と順調に売上を伸ばしています。

実は楽天に出店する前は、リアル(実)店舗で販売していました。
その店では集客に苦戦し、知人は資金的にも精神的にも大変苦しんでいました。
現在はスタッフも最小限にして、小さいながら着実に売上が伸びているので、苦しみから解放されているようです。

小売業で一番重要なものは「店」です。
しかしその店づくりに失敗すると、「店」そのものが重荷になります
店の要素「人・モノ・器」すべてが重荷に。
知人はその苦しい体験から、実店舗を捨てました。
もうお客を待つのをやめたのです。

今でも東京のど真ん中でスイーツを作っているのですが、あるのは厨房と出荷場だけです。
それでもたまにお客が来ます。
サイトには住所が出ているので、急ぎのお客が直接買いに来るのです。
でもそこは出荷場ですから、お客もそのつもりで見てくれます。
清潔にしてあれば、飾る必要はありません。
スタッフも食品製造用のネットを被ったまま応対します。
最近は近隣のお客が、口コミで買いに来るケースも増えているとか。

ネット販売+出荷場販売。
実店舗を持たない小売業もアリです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)