東芝が「半導体部門売却を急がない理由」の憶測

 

東芝の半導体部門の売却に進展がありません。
日経新聞は、この件について厳しい意見を書いていました。
「混迷を深める交渉過程であらわになったのは、社長を筆頭とする首脳の見通しの甘さと、決断できない組織体質だ」

確かに、何度も決算発表を見送って、切羽詰まった状況になっているにもかかわらず、報道で見る限り、売却交渉にスピード感を感じられません
「東芝は実は、半導体部門を売る気が無いのではないか」
と思えてくるくらいです。

しかし今、東芝が上場を維持したまま再建を目指すためには
➀米原発子会社の損失を確定する
➁半導体部門を売却して、その損失を穴埋め、債務超過を解消する
➂監査法人の適正表明がついた決算発表をする。
しかないはず。
もう「売らない」選択肢は無いのです。

それでも➁の売却を急がないとすれば、➀と➂が目途が立たないからではないか、売却よりも難しい問題があるのではないか、と勘繰ってしまいます。
➀と➂が出来ないのであれば、上場維持は出来ません。
半導体部門の売却だけ出来ても仕方ないのです。

真偽は分かりませんが、時間が経てば経つほどこんな憶測が飛び交います。

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