北朝鮮のトップの「決断」

北朝鮮を巡ってにわかに不穏な空気が漂ってきました。
米軍の先制攻撃の可能性もあり、というきわどい報道もあります。
 
現在の北朝鮮問題を見ていて、「トップの決断」について考えさせられました。
415日、北朝鮮は核実験をするのか。
すれば米国からの攻撃を受けるかもしれない。
しなければ国内で、米国に屈したとみなされる。
 
一方、もし核実験があれば、米国のトップも重たい決断を迫られます。
先制攻撃すれば東アジアに甚大なダメージを与えることに。
しなければ北朝鮮の核武装を容認したことになる。
 
すべては両国のトップの決断です。
これほどまで重たい決断は、日本のトップにはないでしょう。
 
北朝鮮も米国も、トップは自国内で強力な権力をもっています。
そう考えると「権力」と「決断」はセットなんですね。
北朝鮮の最高指導者をテレビで見ている分には、強権的で独善的で奔放な部分しか見えませんでした。
しかし今この時、世界で一番重たくて繊細な決断を迫られています。
「権力」がある限りは「決断」から逃げることは出来ないのです。
 
会社経営においても、「権力」を握る社長は「決断」から逃げることは出来ません。
自分で「決断」せずに下に委ねる社長もたまにいますが、そういう社長は「権力」も放棄しなければいけないのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)