Jリーガーとフットサルの関係

 

もう10年近く前に、会社の遊休物件をフットサル場にしないか、という提案を受けたことがあります。
提案をしてくれたのは、同じ市内ですでにフットサル場を経営している会社の社長で、その方自身が元Jリーガーでした。

その時に聞いた話で興味深かったのは、日本サッカー協会(JFA)は、フットサルをサッカーの一部として取り込んでいる、という話でした。
その理由は
サッカー人口を少しでも多く計上したい。
Jリーガーのセカンドキャリアとしてフットサル場を活用したい。
というものでした。

私はサッカーとは縁がありませんが、周りにサッカー関係者が何人かいます。
彼らを見ていると、国内のサッカーは、日本サッカー協会(JFA)を頂点に全国津々浦々の小学生チームに至るまで組織されているような印象を受けます。
その組織を通じて全国のタレントを発掘し、早い段階からJリーガー予備軍を構成しています。
近年の日本サッカーのレベル向上がその成果であることは間違いないでしょう。
Jリーガーをつくっていく過程は充実しています。

問題はJリーガーのセカンドキャリアです。
私の知人はJリーグ発足時の大阪のチームに所属していました。
それから何回か移籍をして30歳目前で、今年はもう契約更新は無理と思い、大型トラックの免許を取得しました。
スポーツ選手引退 → 大型トラック運転手、というある意味絵に描いたような転身です。
結局引退しましたが、サッカー関係の仕事に従事できました。

フットサル場が全国に増えれば元Jリーガーの就職先も増えます。
と同時にそこで練習する子供たちは憧れのJリーガーと触れ合うことが出来ます。
場合によっては指導を受けることも。
この経験はサッカー少年にとって大きな財産になることでしょう。
また元Jリーガーにとっては、将来のJリーガーを発掘するチャンスにもなるのです。

あれから10年、全国のフットサルのコート数は当時の4倍以上になっているようです。

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