ですから、店の業績を上げるためには、品質・価格・ディスプレー・接客のレベルを上げる以外ありません。
そしてそのレベルアップの手段は、担当者の「アクション(行動)」以外ありません。
どんな素晴らしいアイデアやモチベーションを持っていても、「アクション」されなければ、業績アップにつながりません。
会議でフォーカスされるべきは、「モチベーション」ではなく、「アクション」なのです。
そもそも「会議」は、課題を解決するために行います。
➀解決したい課題を分析して、いくつもの小さい課題に分解する
➁その小さい課題で対策が打てそうなものを選び出す
➂その対策を「アクション」レベルで書き出す。
➃そのアクションに優先順位、担当者、対策期限を設定する
このように、小さい課題に対してアクションを起こすことで、元の大きな課題の解決を目指すのです。
ところが会議で「モチベーション」にフォーカスすると、そこで課題の分解はとまってしまいます。
「モチベーション」は分解しにくい漠然としたものだからです。
そうなると会議は、最も解決困難なテーマ「モチベーションの充填」に時間を費やすことになります。、
そして最後に辿り着く結論は、「モチベーションアップ研修が必要」などということになります。
課題解決からどんどん遠ざかってしまうのです。
しかしそれは、ガソリンスタンドのように簡単に充填できる燃料ではありません。
こじつければ、走っているうちに生み出されるハイブリッドの電気のようなものでしょう。
アクションを起こした人だけに「モチベーション」は生まれるのです。
繰り返しますが、会議で議論すべきは「モチベーション」ではなく「アクション」です。