生活習慣病健診、35歳からでは遅すぎる

 

結構大きな胆石があります。

この存在を知ったのは35歳での人間ドックでした。
35歳から受診が始まる生活習慣病健診、そのオプション検査「腹部エコー」で技師さんからその存在を告げられました。
それまで病気らしい病気をしたことがなかったので、動揺しました。
「お腹に石がある」と知り、自分が妊婦にでもなったような不思議な感覚でした。
大きさはすでに30ミリ
時すでに遅し。
これくらい大きくなると治療の方法がありません
良くも悪くも胆のうの中で、デンと落ち着いています。
完全に安定期に入っていますから、痛むこともありません。
いわゆる「サイレントストーン」です。
静かに見守り、痛み出したら胆のうごと取り出すのみ。
 
そういえば20代後半からお腹がキリキリ痛むことがあり、夜中に我慢できず救急外来に行ったこともあります。
結局原因が分からなかったのですが、あれは胆石がまだ小石だったころ、コロコロ動いていたのかも知れません。
 
胆石はコレステロール値の高い家系にはつきものです。
でもそれは胆石の存在を知ってから調べたこと。
私の周りにも35歳の人間ドックで初めて自分の異常値を知った人が多いです。
ハッキリ言って生活習慣病健診スタートが「35歳」は遅い !
35歳というのは、もう十分不摂生を積み重ねた年齢です。
もっと言うなら不摂生を積み終えて、これからサッパリした生活に移ろうかというくらいの年齢です。
 
35歳の 10年前、25歳でまず第一回の生活習慣病健診、出来れば脳ドックも受けられる制度がほしいです。
若いうちに自分の体の特性を知ることが出来れば、多少は20代で節制するのではないでしょうか。
コストはかかりますが、将来の医療費抑制には必ず効果があるはずです。
 
国の制度変更を期待したいところですが、それが出来なくても、若い方には20代で人間ドックを受診されることをお勧めします。

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