部下が、期待するレベルで動いてくれない、と嘆く管理職も多いでしょう。
自分なりに愛情をもって接し、部下を成長させるために叱咤激励しているのに、部下にその思いが伝わらないと。
そういう人にこう言いたいです。
「うちの息子も言うことを聞きませんよ」
親なら誰しも、自分の子供に惜しみなく愛情を注ぎます。
子供のことを本気で心配し、良かれと思い、したくもない説教もします。
しかしたいがいの子供には、通用しません。
ひたすらうっとうしそうな表情をするだけです。
こっちも本気なだけにヒートアップすると、子供はさらにクールになったり。
よくあります。
子供が親の愛情に気づくのはずっと先、成長して自分が親になった時ではないでしょうか。
自分の子供も思うようにならないのに、他人の子供である部下が思うようになる、と考える方が間違いかも知れません。
少なくとも「それくらい思いを伝えるというのは難しいこと」と考えるべきでしょう。
部下が上司の思いを理解して感謝するのはもっと先、自分が上司になって部下をもった時かも知れません。
管理職のみなさん、気長に頑張りましょう !