管理職が一番してはいけないこと、「現場の邪魔」

 

社長・役員・管理職が一番してはいけないこと、それは現場の邪魔をすることです。
ここでいう「現場」とは、「店舗」や「工場」、営業職や経理なら「部下の仕事場」です。
つまり、店舗や工場、部下の邪魔をするな、ということです。

何を今さら、そんな当たり前のことをと思われるかも知れません。
しかし世の中に、現場の邪魔をする管理職がどれだけ多いことか。
自分が何か訊きたいことがあると、時間関係なく店舗に電話したり、部下を呼びつけたり。
これはダメです。
超緊急のケース以外は、現場優先です。

なぜなら、日々の企業活動の中で利益を生み出すのは「現場」以外にないからです。
「現場」の効率を最大限に上げることが、会社の利益を最大限にするのです。
だから店舗の営業時間内に不急の電話をかけてはいけません。
工場が高稼働しているときにオーナー会長の視察をセットしてはいけません。
営業担当者が「顧客への提案書」をチェックしてほしいと頼んできたとき、管理職はそれを後回しにしてはいけません。
経理担当者が月末処理に追われているときに、呼び止めて来月の話をしてはいけません。

「現場」は時間との戦いです。
決められた時間内で、最大の成果物を生むための戦いです。
それを邪魔しない時間帯であれば、連絡しても良いでしょう。
飲食店なら14時や16時のアイドルタイム。
工場なら昼休憩後、午後作業を始める前。
メールを送るのはいいですが、早く返信することを強制してはいけません。

ところで、その「現場」を作ったのは他でもない管理職です。
会社の利益を最大にするために、人を選び、場を作り、仕組みをつくったはずです。
自分が作った「現場」が高稼働して利益を生もうとしているのを、自分が邪魔してはいけません。

“管理職が一番してはいけないこと、「現場の邪魔」” への1件の返信

  1. おはようございます。
    早速ブログ探訪にやってまいりました。
    ひとつづつ読んでおりますと耳の一話、反省の一語に尽きるお話と
    か、てんこ盛りですね。
    これから、毎日、少しづつ読ませていただこうと思います。
    こういう、財務経理経営に関して、柔らかく楽しみも含めたブログがあることがうれしく思います。

    これからも、辛口どんどんお願いいたしいます。
    で、時々、面白いブラックジョークも♪

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