スタイリッシュだけでは困ります !

スタイリッシュだけでは困ります !

 

JRの新幹線の駅がどこもかしこもキレイになっています
外国人の旅行客が増えていること、東京オリンピックを控えていることが背景にあるんでしょう。
JR東海のIR資料を見ても、新幹線の乗客数はリーマンショックの影響で落ち込んだ2010年3月期が1億3800万人。
それ以降は順調に回復、2016年3月期は1億6300万人に達しています。
観光客が増え、駅もキレイになることは素晴らしいことです。

しかし、一点どうしても気になることがあります。

それは男子トイレの小用の便器です。
つい先日も新神戸駅の構内トイレを利用したのですが、やはりダメです。
スタイリッシュで「美しい」TOTO製。
http://www.toto.co.jp/products/public/restroom/restroom_item_01/product/urinal/index.htm
多分機能的にも優れているのでしょう。
しかし致命的な欠点があります。
隣の様子がほぼ見えてしまうのです。
もっちゃりした従来型では、そんなことはありませんでした。
スタイリッシュと引き換えに、隠す機能が失われたのです。

JRの決定権者の方々は、実際に並んで試されたのでしょうか。
あの便器を使うのなら、隣との間に仕切板が必須です。
仕切板を入れることが出来ない狭いスペースなら、このタイプはNGです。

このタイプのものは最近高速道路のサービスエリアでも増えています
私はそれを見るたびに、「男子トイレも女性が設計しているのかな」と思ってしまいます。
男性にも、オッさんにも羞恥心があるのです。

こんなことを気にしているのは、私だけでしょうか。

ニュース漬けからの脱却

ニュース漬けからの脱却

 

テレビのニュース・報道関係番組で最も視聴率が高いのは、
19時から始まる「NHKニュース7」です。
その視聴率は17%、大河ドラマ「おんな城主 直虎」が13%前後ですから、相当な高視聴率です。

このニュース7は昔からこんなに高視聴率だったわけではないそうです。
高齢化が進み、特に団塊の世代がリタイヤして家に早く帰るようになったこともその要因になっています。
現役時代は遅くまで仕事をしていた男性が、リタイヤして家にいる。
嘱託で引き続き仕事をしている男性も、定時に終わるので早く家に帰る。
で、そんな日本中の男性が7時になるのを待って一斉にNHKにチャンネルを合わせるんですね。
そういう私も7時までには家に帰り、ちゃんとNHKにします。
何か全国の男性陣とつながっているような、同志のような感覚になります。

私の場合、その後も惰性でNHKの番組を見て、そのまま「ニュースウォッチ9」
こちらも視聴率は10%を超えています。
でそれが終わると「報道ステーション」にバトンタッチ。
こちらは13%程度。
11時からは経済ニュースの「ワールドビジネスサテライト」
4%台。
11時半からはユアタイムに引き継ぎ、こちらは3%台。
帰宅してから寝るまでニュースばかり。
当然同じ内容を何度もなぞることになります。

一年くらい前、自分がそんな「ニュース漬け状態」になっていることに、ハタと気がつきました。
いくら体に良い食べ物でも、それだけを食べ続けるのはダメでしょう。
で、週3本ほどドラマを観ることにしました。
どのドラマでもいいのですが、周囲の人からおススメを聞いて、「毎週録画」にセットします。

今さらですが、観てみるとどのドラマも面白いです。
オッさんでも笑えて泣けます。
考えてみれば、ニュースを見る時の自分は、本当に無表情です。
ニュース漬けは、「無表情の固定化」です。
ドラマで表情が変わるだけでも、ありがたいことです。

財務省の自虐的なHPは一体何のため ?

財務省の自虐的なHPは一体何のため ?

 

日本の国の借金は800兆円近くになっています。
財務省のホームページを見ると
・ 国の借金はすごく急増していて、とんでもない残高になってますよ。
・ 税収の16年分ですよ。
・ 対GDPでも他国を圧倒する大きさですよ。
・ 次の世代の大きな負担になりますよ。
と本当に書いてあります。
それにしてもこんなに自虐的なことをホームページで主張する財務省というのは、海外にあるのでしょうか
借金の額もさることながら、この財務省の主張にも異常さを感じてしまいます。

財務省の省をあげての喧伝にも関わらず、世界でちょっと不安なことが起きると「比較的安全な資産『円』」に買い注文が入ります。
世界は日本のふところ事情をまったく心配していないようです。

日本国の借金は財務省が言うほど危機的な水準ではない、という主張もいろいろあります。
一部の経済評論家が言うには、国は借金も多いが、その一方資産も700兆程度ある。
だから純粋な借金は100兆円程度で、そんなに心配する必要はないと。
これは分かりやすい説明です。

また一般的によく使われる説明は、国の借金である国債のほとんどは国内で保有されており、また国内の個人金融資産が1,500兆円以上あるから、当面日本国債が暴落することはない、と。
これは何とも分かりにくい説明です。

もっとハッキリ言った方がいいと思います。
あなたたち国民が所有しているものはすべて国のものなんですよ、と。
私たちはマイホームを夢見て頑張って働き、ローンを組んで一軒家やマンションを買います。
昔の言い方をすれば「一国一城の主」を目指して。
でもよく考えてみれば、一国一城の主であるにもかかわらず、毎年数回に分けて、安くない固定資産税をせっせと払っています。
中国では土地の所有権が認められず、すべてが借地と聞いたことがあります。
でも日本もまったく同じです。
毎年固定資産税を払い、最後は相続税をかけられる。
相続税を払うために売却したら、その売却益に課税され、買った人にも取得税や登録免許税が課税されます。
相続だろうが売買だろうが、新しい所有者に固定資産税を課税する。
(固定資産税は地方税です)
相続する人がいなければ国が没収。
こんなんだったら国から借地として借りた方が安いんじゃないかと思うくらいです。
これは預金も同じようなものです。

私たちは国から資産を一時的に預かっているのです。
自分が稼いだと思っているお金も、一時的に国から持たされているようなものです。
全ては国の掌の上。
海外に持ち出さない限りは。

つまり国民が資産を持っていればいるほど、国の隠れ資産も莫大になり、今の日本人の個人資産を考えれば国債暴落の心配なんてまったくないのです。

では財務省の喧伝の目的はいったい何なんでしょうか。

Jリーガーとフットサルの関係

Jリーガーとフットサルの関係

 

もう10年近く前に、会社の遊休物件をフットサル場にしないか、という提案を受けたことがあります。
提案をしてくれたのは、同じ市内ですでにフットサル場を経営している会社の社長で、その方自身が元Jリーガーでした。

その時に聞いた話で興味深かったのは、日本サッカー協会(JFA)は、フットサルをサッカーの一部として取り込んでいる、という話でした。
その理由は
サッカー人口を少しでも多く計上したい。
Jリーガーのセカンドキャリアとしてフットサル場を活用したい。
というものでした。

私はサッカーとは縁がありませんが、周りにサッカー関係者が何人かいます。
彼らを見ていると、国内のサッカーは、日本サッカー協会(JFA)を頂点に全国津々浦々の小学生チームに至るまで組織されているような印象を受けます。
その組織を通じて全国のタレントを発掘し、早い段階からJリーガー予備軍を構成しています。
近年の日本サッカーのレベル向上がその成果であることは間違いないでしょう。
Jリーガーをつくっていく過程は充実しています。

問題はJリーガーのセカンドキャリアです。
私の知人はJリーグ発足時の大阪のチームに所属していました。
それから何回か移籍をして30歳目前で、今年はもう契約更新は無理と思い、大型トラックの免許を取得しました。
スポーツ選手引退 → 大型トラック運転手、というある意味絵に描いたような転身です。
結局引退しましたが、サッカー関係の仕事に従事できました。

フットサル場が全国に増えれば元Jリーガーの就職先も増えます。
と同時にそこで練習する子供たちは憧れのJリーガーと触れ合うことが出来ます。
場合によっては指導を受けることも。
この経験はサッカー少年にとって大きな財産になることでしょう。
また元Jリーガーにとっては、将来のJリーガーを発掘するチャンスにもなるのです。

あれから10年、全国のフットサルのコート数は当時の4倍以上になっているようです。

生活習慣病健診、35歳からでは遅すぎる

生活習慣病検診、35歳からでは遅すぎる

 

結構大きな胆石があります。

この存在を知ったのは35歳での人間ドックでした。
35歳から受診が始まる生活習慣病健診、そのオプション検査「腹部エコー」で技師さんからその存在を告げられました。
それまで病気らしい病気をしたことがなかったので、動揺しました。
「お腹に石がある」と知り、自分が妊婦にでもなったような不思議な感覚でした。
大きさはすでに30ミリ
時すでに遅し。
これくらい大きくなると治療の方法がありません
良くも悪くも胆のうの中で、デンと落ち着いています。
完全に安定期に入っていますから、痛むこともありません。
いわゆる「サイレントストーン」です。
静かに見守り、痛み出したら胆のうごと取り出すのみ。
 
そういえば20代後半からお腹がキリキリ痛むことがあり、夜中に我慢できず救急外来に行ったこともあります。
結局原因が分からなかったのですが、あれは胆石がまだ小石だったころ、コロコロ動いていたのかも知れません。
 
胆石はコレステロール値の高い家系にはつきものです。
でもそれは胆石の存在を知ってから調べたこと。
私の周りにも35歳の人間ドックで初めて自分の異常値を知った人が多いです。
ハッキリ言って生活習慣病健診スタートが「35歳」は遅い !
35歳というのは、もう十分不摂生を積み重ねた年齢です。
もっと言うなら不摂生を積み終えて、これからサッパリした生活に移ろうかというくらいの年齢です。
 
35歳の 10年前、25歳でまず第一回の生活習慣病健診、出来れば脳ドックも受けられる制度がほしいです。
若いうちに自分の体の特性を知ることが出来れば、多少は20代で節制するのではないでしょうか。
コストはかかりますが、将来の医療費抑制には必ず効果があるはずです。
 
国の制度変更を期待したいところですが、それが出来なくても、若い方には20代で人間ドックを受診されることをお勧めします。